市場オーダーとは、為替市場で大きな売り買いの注文を出しているラインのことです。
市場のストップやオプションカットなどを知る事ができます。市場のオーダーが分かれば、後はそれを機関投資家が狙うかを予測して、その方向へポジションを建てる戦略が練れます。
日によって市場オーダーは変化しています。市場オーダー状況はTRADER'S WEB FXで閲覧可能です。



オプション(OP)とは?
ある特定の通貨を、予め定められた期間または期日(権利行使期間)に、予め定められた価格(権利行使価格)で、買う権利または売る権利を売買する取引をいいます。
ニューヨーク市場では、通貨オプションが活発に取引されており、特にニューヨーク市場の10時(夏時間9時)=日本時間の24時(夏時間23時)の通貨オプションのカットオフタイムは、オプション行使を巡って、原市場である外国為替市場でも売買が活発になって相場が大きく動くことがあります。

オプション(OP)NYカット
NYカットのオプション(OP)が設定されている状態です。NYカットのオプション(OP)については、 夏時間は日本時間で23時(午後11時)、冬時間は日本時間0時(午前12時)がカットオフ(権利行使期限)となります。カットオフタイム前後では、オプションのポジション調整のために相場が大きく動くこともあります。

オプション(OP)バリア観測
OPバリアが設定されている状態です。同OPを前に防戦売り(買い)による攻防が繰り広げられ、下落(上昇)が抑制されることもあります。 ただし、一回OP水準に到達してしまうと下落(上昇)が一気に進むこともあるため注意が必要です。

売り(売り厚め)
その水準に売りオーダーが入っている状態です。上値に売りオーダーがあると上昇の勢いが抑制される可能性があります。
「売り厚め」については通常の「売り」よりもオーダーがまとまっている状態です。

買い(買い厚め)
その水準に買いオーダーが入っている状態でし。下値に買いオーダーがあると下落の勢いが抑制される可能性があります。
「買い厚め」については通常の「買い」よりもオーダーがまとまっている状態です。

割り込むとストップロス売り
その水準を割り込むとストップロス(損切り)の売りオーダーが入っている状態です。
ストップロスの売りをつけると下落スピードが速まる可能性がありロング(買い)ポジションを保有している場合は注意が必要です。

超えるとストップロス買い
その水準を超えるとストップロス(損切り)の買いオーダーが入っている状態です。
ストップロスの買いをつけると上昇スピードが速まる可能性がありショート(売り)ポジションを保有している場合は注意が必要です。

断続的にストップロス売り
その水準付近でストップロスの売りオーダーが並んでいる状態です。
ストップロスの売りを次々とつけながら下落していくことが見込まれることからロング(買い)ポジションを保有している場合は注意が必要です。

断続的にストップロス買い
その水準付近でストップロスの買いオーダーが並んでいる状態です。
ストップロスの買いを次々とつけながら上昇していくことが見込まれることからショート(売り)ポジションを保有している場合は注意が必要です。

市場オーダー状況を活用して取引する方法については、市場オーダートレーダーのブログで夏期講座として紹介されています。
また、リアルタイムに市場オーダー状況を閲覧できるアプリO(オー)も公開していますのでご活用ください。
Android版 市場オーダー状況アプリ O(オー)

また、経済指標の他に「テクニカル分析」や「経済指標」を参考に取引する方法もあります。
合わせて参考にしてみてください。

テクニカル分析で取引
経済指標で取引